ミラーレスカメラ　初心者注意！センサーのクリーニング　

レンズの汚れはクリーニングキットで

大手量販店には大抵カメラレンズのお手入れのための「クリーニングキット」が売ってあります。

レンズは埃がついたり、指紋がついたりしますので、定期的なクリーニングが必要です。

軽い埃などはブロワーで空気を吹き付けて飛ばしましょう。ブロワーを持っていないからといって息を吹きかけたりする人がいますがやめましょう。かえって唾液などが付着する原因になります。

指紋などは専用のクロスで拭き取ります。ゴシゴシこすらず、中心から外に向かって円を描くようにやさしく拭き取りしてください。

センサーの汚れの取り方

結論から言います！

初心者はカメラのセンサーのクリーニングは絶対やってはダメ！

ミラーレスカメラのセンサーはレンズを通った映像が映し出される場所。ミラーレスカメラにとっては心臓部。

レンズのように市販のクリーニングキットで簡単に触ってよい部分ではありません。

私の失敗談

私も過去にミラーレスカメラのセンサークリーニングを自分でやってしまった経験があります。

撮影した写真を確認していたところ、いつも同じ箇所に黒い点がついていることに気づきました。

「多分レンズの汚れだろうな」と思い、自宅でクリーニングキットを使ってレンズのクリーニングを試みました。しかし、撮影画像には依然黒い点が残ったままでした。

「これはひょっとしてセンサーの汚れでは・・・」と考えたので、ネットで「カメラセンサー　クリーニング」で検索。あるサイトでクリーニング液を使った方法を紹介していました。

「クリーニング液でセンサーの汚れが取れる」書いてあったため、「センサーのクリーニングって自分でもできるんだ！」と思ってしまったのが大きな間違いでした・・・。

「センサーはカメラの心臓部」と頭では分かっていたのに、汚れをすぐに落としたい焦りと手軽にできそうな方法に飛びついてしまいました。

ここで紹介されていた「クリーニング液」はセンサークリーニング専用のものだったようです。

しかし、私は市販のクリーニングキットに付属している「アルコール液」でやってしまったのです。

当然間違った方法でやっているので、汚れが取れるどころかセンサーはアルコール液でベッタリ・・・。当然センサーに映像が映りませんから、カメラもまともに使えなくなってしまいました。

慌てた私はすぐに最寄りのカメラ専門店へ直行。

店員さんに相談して、実際カメラを見てもらうと・・・「センサーが大変なことになってますね・・・」とあきれ顔。そうですよね・・・。

その時のセンサーの状態がコレ

ご丁寧にアルコール液をセンサー全体に伸ばしてしまったため、べっとりです。

店員さん曰く、「クリーニングをやってみますが、最悪メーカーでの修理となるかも知れません。その際は修理費がかなり高くなると思います」とのこと。

正直、自業自得なのでメーカーでの修理も覚悟していたのですが、ダメもとでクリーニングをお願いしました。

作業に時間がかかるためバッテリーを満充電にしてきて欲しいとのことから、一度自宅に持ち帰り充電をし、再度持ち込みました。1時間程度で作業完了するとのことでした。

１時間後、クリーニング作業の結果は・・・

なんということでしょう。

べっとりついていたアルコール液は綺麗に取り除かれました。

ここまで綺麗になり、しかも1時間程度で元通りカメラが使えるようになりました。メーカー修理に出さずに済んでほっとしました。

店員さん曰く、「塗りつけたアルコール液がセンサー部品の隙間から入り込んでいる可能性も考えられるので、完璧に大丈夫とは言えません。不具合があればまた持ってきてください」とのこと。

修理費で約5,000円程度かかりましたが、無知な自分に対する授業料だと言い聞かせています。メーカー修理に出すことに比べれば格段に安く済んだとも思います。

早めに専門店に持ち込んだのも良かったのだと思います。カメラは今のところ不具合はありません。

まとめ

初心者はカメラのセンサーには絶対触れちゃダメ！

汚れが目立つ場合は、カメラに詳しい人や専門店のプロによく聞いて対応しましょう！

今回クリーニングでお世話になったのは、カメラのキタムラさん。

ネットショップでのカメラ販売や買取り、店頭での現像受付や写真プリントなどをやっています。

フィルムカメラの現像で以前から使わせて頂いています。

まだまだ初心者なので、最寄りにこういう専門店があると心強いですね。万が一の時に相談できる専門店を見つけておくのもよいかと思います。